研修制度・研修の様子

大阪第1期「建築施工管理基礎研修」

政府建設投資・民間建設投資の増加、2020年に控える東京オリンピック・パラリンピックなど、国内建設市場は堅調に推移する一方で、深刻な技術者不足に直面しています。このような市場環境を背景に、株式会社テクノプロ・コンストラクションでは、建築施工管理技術者の育成・輩出を目指して、2017年7月に東京都八王子市に「東京技術センター」を開設したことはお伝えしてきました。
この度、2018年1月19日に大阪府吹田市に「大阪技術センター」を開設し、2月14日から第1回「建築施工管理基礎研修」(大阪)を開講しましたので、センターの様子をお伝えします。大阪技術センターは、地下鉄御堂筋線江坂駅の南口を降りるとすぐ目の前の好立地です。

前列:受講生、後列:講師陣

研修の様子

入所式・オリエンテーションで始まり、諸注意、各種書類の記入方法や提出方法、研修期間を通じて受講生が当番で行なう役割などの説明があり、早速研修が開始されます。受講生の机の上には、各種テキストや研修で使う筆記具や器具類など、普段見慣れないものばかりで、これから始まる16日間の研修への期待と緊張が高まります。

施工管理の講義では、まずは、現場で安全に施工管理業務を行うための基本となるヘルメットや安全帯の着装の方法が細かく伝えられました。着装後は、「指差喚呼(ゆびさしかんこ)」の練習。講師からは、『指差喚呼は、①目で見て、②腕を伸ばして指で差して、③声に出して「〇〇〇、よし!」、④耳で自分の声を聴く、という一連の確認動作を行うことで、ミスや労働災害の発生率を下げることが目的なので、漫然とやってはいけない。』と注意が与えられました。

 

建築図面の講義では、今では図面は手で描くのではなくCADを使って描くことが一般的になりましたが、製図器具の種類や使い方・縮尺の概念・図面のルールなどを理解するために、技術センターでは手描きで作図の練習をします。

 

 

受講者の様子

同じ志を持って集まった仲間同士、自然に助け合う気持ちも芽生え、昼食の時間ではお互いの情報交換で親睦を深めます。研修が終わるとそれぞれ別々の現場で活躍することになりますが、一緒に過ごした16日間は忘れられない思い出となることでしょう。

 

 

講師から受講者へ言葉

・・・・・講師の言葉に、受講者への想いが込められていましたので、抜粋して紹介します・・・・・

「今日参加してもらった皆さんは、建設業界は未経験の方がほとんどだと思います。深刻な人材不足である建設業界に飛び込んで来てくれたことに、まずは心より歓迎します。限られた16日間の研修を通して学習できることや習得できることは導入部分のみです。ここで学習したことを基礎として、現場で理解を深めて行ってほしいと考えます。
 
16日間の研修は、楽しく進めていくつもりです。しかし、建設現場は中途半端な気持ちで足を踏み入れると命の保証もないような危険な場所と言えます。研修を受けてもらう様子を見ていて、研修に対して前向きな気持ちが感じ取れない方は、残念ですが研修の途中であってもお帰りいただくことになります。
講師陣は、皆さんに建築施工管理業務の基礎と現場での心構えを一生懸命お伝えします。さらには、研修センターを卒業したあとも一人前になるまで全力でサポートしますので、現場に出て迷うような事、困った事があれば遠慮なく連絡して来てください。」

 

大阪研修センターの厳しく優しい講師陣を紹介

永年の実務経験がものをいう建設現場。大阪技術センターの講師陣は、全員が豊富な経験と深い知識を持ったベテラン揃いです。話し方はいつも穏やかですが、講義には張り詰めた厳しさがあります。そして、時々入れてくる“おやじギャグ”にも違う意味で厳しさがあるかもしれませんが、受講生の皆さんは、笑ってあげてください。

 

技術センターについての問い合わせは、下記までお気軽にどうぞ!
フリーダイヤル/0120-959-964
メールアドレス/careers-tcs@technopro.com

(2018.02.14)

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