従業員の活動

福岡県大牟田市で「農地復旧ボランティア」に参加/グループ認定サークル「テクノプロ・IT 福岡RC」


一年を通じて各地のマラソン大会や駅伝大会に参加し、メンバーの奮闘ぶりを報告してくれている「テクノプロ・IT 福岡RC」。コロナ禍により年初からサークル活動を自粛していることに加え、例年開催されるマラソン大会も次々と中止や延期になったことで、サークルメンバーともなかなか顔を合わせる機会が無くなっているとのことです。

そんな折、『「土砂などが流入した被災農地の復旧を手助けする“農地復旧ボランティア”を九州一円から募集する」と大牟田市が発表した』との記事を、サークルリーダーの伊丹さんが西日本新聞で発見し、早速参加したそうです。伊丹さん自身としては、2016年の熊本地震のボランティア参加以来4年ぶりとなるボランティア活動とのことで、ボランティア作業の様子が届きましたのでお知らせします。

これまで大牟田市のボランティア活動は、新型コロナの影響により、参加資格が市内及びその近隣地域の居住者に限定されていたため、参加したくてもできない状態が続いていましたが、ようやく九州全域から参加ができるようになったようです。

福岡県大牟田市(おおむたし)を紹介

福岡県最南端に位置する大牟田市は、かつては三井三池炭鉱の石炭資源を背景とした石炭化学工業で栄え、1959年(昭和34年)には最大人口208,887人を数えていましたが、エネルギーの移り変わりとともに石炭化学工業は衰退し、同炭鉱が1997年(平成9年)に閉山してからは環境リサイクル産業などの新興産業に力を入れています。

福岡都市圏からは少し離れていますが、近年では九州新幹線開通により新大牟田駅が新設され、有明海沿岸道路、三池港など交通インフラの整備も進み、地理的利便性が向上しています。
(九州の方には叱られてしまうかも知れませんが、福岡県は九州の上の方に位置しているというイメージが強いですが、有明海に面していたんですね。)

2020年7月豪雨

2020年7月3日から31日にかけて、熊本県を中心とした九州や中部地方など日本各地で集中豪雨が発生し、特に熊本県では球磨川水系が各地で氾濫・決壊し、球磨村にある特別養護老人ホームに大きな被害を与えたことは記憶に新しいと思います。
大牟田市も7月7日に記録的豪雨に見舞われ、排水機能を担うポンプ場が水没したことにより被害が拡大し、市街地を中心に1,200軒以上の家屋が半壊しました。また、市内の農地でも河川氾濫により大量の土砂が田畑に流入し大きな被害が発生してしまいましたが、被害を受けた農家の多くが自力での復旧活動がかなわず、今なお耕作ができない状態が続いている状況です。

伊丹さんから農地復旧ボランティアの様子を報告

「当日は朝9時半にボランティアサポート拠点に集合しました。午前・午後それぞれ2時間の作業が予定され、まずは午前の作業説明を受けてから、参加者みんなで作業道具を準備し、軽トラ等に分乗して作業現場に向かいました。ちなみに、日曜日は参加者が少ないとのことで、この日はボランティア団体の方を含めて10名ほどでした。」

 

「到着したのはボランティアサポート拠点からほど近い田んぼの一画。再び田んぼとして利用できるように、脇を流れる用水路から流入した大量の土砂の撤去作業に取り掛かります。土砂をシャベルで“てみ(大型ちり取り)”に入れ、運搬用の軽トラックに放り込んでいくというシンプルな作業をひたすら続けました。」

「余談ですが、“スコップ”と“シャベル”が東日本と西日本では呼び方が真逆になっているって知っていましたか?東日本では大型のものを“スコップ”、片手で扱える小型のものを“シャベル”と呼ぶ人が多いそうですが、ここは西日本なので、当然“シャベル”は大きい方です。JIS規格では、大きさではなく足をかける部分の有無で区別されているみたいですよ。」

「午後から作業場所は移動しましたが、ただひたすら田んぼの土砂を掻き出す作業に変わりはありません。ここのところ天気が良い日が続いていたので表面の土は乾いているのですが、中は湿って重く、おまけに土砂と一緒に流れ込んだ雑草やワラがからみついて掻き出すのも一苦労です。」
「人の手で作業することに意味があるのだとは思いますが、作業しながらチラチラと私の視界に入ってくる重機は何の為にあるのだろう・・・?と、ついついボランティアらしからぬことを思ってしまったのは私だけでしょうか。」

「“戦いすんで日が暮れて”というところでしょうか。みんなの努力で終了予定時刻の15時前にはなんとかひと山分の撤去を完了させることができました。とは言え、まだまだ土砂の山が延々と続いており、明日以降も継続して作業は行われるそうです。私は・・・というと、マラソンをライフラークにしていますのである程度体力には自信があったのですが、たった4時間弱の作業でとにかく腰が痛くて、もうこれ以上役に立てそうにありません。」

「作業をしながらボランティア団体代表の方に、新聞記事でボランティア募集を知ったということを伝えたところ、『新聞やニュースで活動の様子は紹介してくれますが、詳しい活動内容までは伝えてくれませんので、ボランティアの意味についてよく理解していない人から連絡があったり、安易な気持ちで参加したことで逆に地元の方に迷惑をかけてしまったりすることもあるので、単に人が集まるというだけでは困る面もあるんです。』と、ボランティアは、単に人助けになるからというような軽い気持ちだけで参加するものではないことを教えてもらいました。」

「今回一緒に作業した参加者の方たちは、今までにもう何回もこの活動に参加している人ばかりで、中には福岡から昨年の長野豪雨のボランティアに駆け付けた方までいたりして、一日にして腰砕けになった私としては関心するばかりでした。これからもまだまだこの農地復旧作業は続くようですので、また時間の都合がつけば参加してみたいと思います。」
「興味をもたれた方は「一般社団法人AAAアジア&アフリカ」のホームページ(https://www.sumarep.com/groups/742)より事前に連絡の上、参加されることをお勧めします。」

いつもマラソン大会の様子を知らせてくれる「テクノプロ・IT 福岡RC」ですが、今回は趣を変えてボランティア活動の様子が届きましたのでお伝えしました。

(2020.11.15)

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