中国四国地方や九州地方で開催されているマラソンやリレーマラソンにサークルメンバーの誰かが毎月参加している『テクノプロ・IT福岡RC』。今回は、2019年12月1日(日)に佐賀県三養基郡基山町(みやきぐんきやまちょう)で行われた第28回きやまロードレース大会・第5回きやまスロージョギング®大会に、サークルメンバー8名が出場した時の様子が届きました。
佐賀県三養基郡基山町(みやきぐんきやまちょう)
佐賀県の東端部に位置する基山町は、佐賀県でありながら人口の10%以上が福岡市へ通勤・通学するなど福岡都市圏の一部となっており、テクノプロ・IT社福岡支店のある博多まではJRで最速22分で行けるほどです。
北部には、日本書紀に記載され国の特別史跡となっている基肄城跡がある基山(きざん)を主峰とする山々が連なり、一方で東側にJR鹿児島本線、国道3号、九州縦貫自動車道、南には九州横断自動車道が走る等、九州の大動脈として重要な位置を占め、陸上交通の要衝の地となっています。
住宅の価格も福岡都心に比べるとかなりリーズナブルで、その利便性を活かして仕事は都心、日々の暮らしは都会から離れてゆっくりとした生活を希望する人には理想的なロケーションです。
第28回きやまロードレース大会・第5回きやまスロージョギング®大会
それぞれの種目によって、同日に2つの大会が開催されるのが特徴です。第28回きやまロードレース大会は今年過去最高の910人が参加した10kmの他に3kmと5km、小学生対象の1km、2kmの部門があります。第5回きやまスロージョギング®大会は参加申込時に自分の完走予定タイムを申告し、当日の実走タイムと照合してその時間差の少ない方から順位が決定されるという、自分自身に合ったペースで走れる種目で、2Kmと5Kmの部が用意されています。そのため参加者の年齢も下は6歳から、上は81歳までと、幅広い年齢の方が楽しめる種目になっています。
週間予報ではずっと雨予報で心配していたのですが、当日は朝から嘘のような快晴となり、12月に入ったというのに気温もぐんぐん上がって、走るには少し暑いくらいの絶好のコンディションとなりました。
今回サークルからは7名と家族1名が参加し、馬場さんと伊丹さんはマラソン大会常連者で経験も豊富ですが、その他のメンバーは個人のマラソン大会は今回が初挑戦で、サークル活動の輪が着実に広がってきていることが感じられます。
第28回きやまロードレース大会 | 第5回きやまスロージョギング®大会 | ||
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5km | 矢野さん | 5km | 門脇さん |
10km | 髙橋さん、橋口さん、馬場さん、伊丹さん | 2km | 本木さんご夫妻 |
競技は、種別・距離・年齢で21のカテゴリーがあり、9時15分のロードレース5kmの部のスタートを皮切りに、11時30分スタートのスロージョギング®2km(一般)まで、次々にスタートが切られます。参加メンバーは、仲間の応援をしたかと思えば自分のスタート時刻で集合がかかったりと、あわただしく動き回っているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
メンバーで一番乗りで会場入りしたのは、ロードレース5kmにエントリーした矢野さん。心と体の準備時間が十分にあったのか、スタートラインに立っても余裕の表情を見せています。走りにも余裕を見せたのか、結果は完走68人中52位/28分5秒でゴール。


ロードレース10kmには、サークルリーダーの伊丹さん、ベテランの馬場さん・橋口さん、そして初参加の若手ホープ高橋さん。伊丹さんは、上位狙いの本気モードで一人だけスタートラインの近くでスタンバイです。初参加の高橋さんがスタート直後にオーバーペースにならないよう馬場さんと橋口さんがペースメーカー役を買って出て、ペースを守りながら3人でゴールを目指す作戦。その作戦が功を奏したのか、高橋さんは先輩二人を置き去りにして目標タイム1時間を切ってゴール!地元基山在住のベテランランナー馬場さんは、毎年この大会に参加しているそうで終始ペースを守りゆとりのゴール。今日も自宅から会場まで歩いて来たそうです。
10kmロードレース一般男子の結果は、完走した501人のうち、伊丹さん21位/36分10秒、高橋さん427位/59分33秒、橋口さん432位/1時間8秒、馬場さん444位/1時間2分。




スロージョギング2kmにエントリーしたのは、本木夫妻。スロージョギングは、走る速さではなく申告タイムと結果の差です。申告タイム25分、結果21分40秒で完走者103人中同着72位。二人とも同タイムという仲の良い夫婦ぶりを見せつけられてしまいました。
11:30最後のスタートとなったスロージョギング5kmに参加したのは門脇さん。門脇さんはヤフオクドームリレーマラソンにも参加し、今回2回目。ちょっと癖になったのでしょうか?
ゴールで豚汁・甘酒、これまたあま~いレモンティーが待ってるぞ!がんばれ。
1位になったのは、申告タイム28分30秒に対して、結果が28分27秒と、なんと3秒差。門脇さんは40分で申告しましたが、自分が思っている以上に走れたようで結果は34分46秒で、完走99人中71位でした。
結果は初参加のメンバーも含めて全員完走。
もちろん疲れましたが、心地よい疲れでみんないい笑顔で終わることができ、大会終了後は会場近くにある地元で有名なラーメン屋でお疲れさま会をしてお互いの健闘を称えあいました。
この大会では参加賞としてラーメン、菓子、みそ・かりんとう、お米のどれか一つを選ぶことができます。いずれも地元の名産品です。
写真はラーメン詰め合わせ。基山町に本社・工場があり、大会後援企業にも名を連ねているサンポー食品の製品で、当然福岡定番の豚骨味です。右下は九州発祥の棒ラーメン。
(焼豚ラーメンは早速食べてしまったので、ふただけですみません)
参加メンバーの感想
門脇
今回は、先日のヤフオクドームリレーマラソンに続き2回目の大会参加でした。きやまロードレースは、短いものだと2kmから様々なコースが選択できたので、初心者の私にとってはとても参加しやすかったです。
私は普段から走っている訳ではないので、スピードを競うスタンダードな5kmのコースを選ぶ自信はなく、スロージョギング5キロのコースを選びました。5km走ること自体は少しきつかったですが(坂道に耐えきれずちょっとだけ歩きました)、天気に恵まれたこともあり、基山の自然の中を走るのはとても気持ちが良かったです。普段の生活では見ない小川や、田舎の風景に癒されました。また、地元の方々の応援や、振る舞って下さる甘酒、豚汁なども嬉しかったです。
全体を通して、マラソンサークルの方々とも楽しく過ごすことができ、走った達成感も味わえ、また基山の魅力も感じ、参加させていただけてとても良かったです。ありがとうございました。
高橋
私の目標は1時間以内に完走する事でした。
途中1kmがこんなに遠いのかと感じる事があり、完走できるか不安でした。
ただ、先輩社員の方々と一緒に走っていたので、励まし合いながら、「”ONE TEAM”」で完走を目指そうと言って支えてくれたこと。現地の方々からのたくさんの応援もいただいたこと。基山の素敵な風景を肌に感じながら走る事ができたことなどのおかげで、1時間以内に完走することができました。
ゴールした後の豚汁もおいしくて、とても満足しています。
また、参加賞のお米2kg(持って帰るのが少し大変でしたが)嬉しかったです。
次回はもっと早く完走できるように、心身ともに鍛えていきたいです。
矢野
過去にリレーマラソンを1回しか走った事が無く、10kmは自信が無かったので、今回5kmにエントリーしました。
当日は天候に恵まれ、朝の涼しい時間帯に走れた事もあり、気持ちよく走る事ができました。
また、後半の坂がとても長く感じられましたが、沿道で地域の方の応援の声や地元の学校の吹奏楽部の演奏に元気をもらい、無事完走する事が出来ました。
大会の雰囲気は、屋台が出ていたり、無料で生姜湯とホットティーが振る舞われていたり、走る事以外でも楽しめる大会でした。
次回また機会があれば参加したいと思います。
本木
妻と一緒にスロージョギング2kmに参加させていただきました。
非常にゆっくりとしたペースで、おしゃべりしながら楽しく走ることができました。
妻は大会前に体調を崩していた時期があり、ほどんど運動もしない状態での参加でしたが、無理なく楽しく走りきることができたみたいです。
日頃から妻と一緒にスロージョギングをすることで、次回はもっと長い距離に参加できるように動きたいと思います。
馬場
わが町、基山町の大会にご参加頂き、ありがとうございます。
ずっと雨予報でしたが、暑すぎるぐらいの晴天となり、大会としてはとても良かったのですが、個人的には寒さ対策の防寒が仇となって、かなりきつかったです。
あと、前日、調子良く走り過ぎて完全な調整不良となり、当日タイムが伸びなかったのが残念ですが、大勢で楽しみながら走れたのが良かったです。
橋口
今回、参加に至ったのは…10kmへの参加について、新人の髙橋君を焚きつけておいて自分が走らない訳にはいかなくなったという裏事情はさておいて単なる勢いにすぎません。すみません。
いざ流れにのって、走り始めたまではよかったもののやはり練習不足を痛感(気づくのが遅い)しました。それでも髙橋君、馬場さんの3人で声を掛け合いながらだったこともあり何とか完走できました。目標の1時間を僅かに切れませんでしたが、ゴールした瞬間は普段は感じられない何ともいえないものがあり爽快でした。
次こそは練習して万全の状態で臨みもっともっと楽しく走れるようになれたらいいなと思いました。
伊丹
この大会の評判がいいことは知っていましたが、年代別が60代以上とそれ未満という大まかな括りしかないので、近隣市町で行われる大会にも関わらず、数年前に一度出場したきりで、それからは敬遠していました。しかし、今回はなんと個人マラソン未経験のサークルメンバーが5人も参加希望!ということで、これは私も黙って見ているわけにはいかず、急遽参加を決めました。
結果は21位と当然ながら上位入賞なんて夢のまた夢といったところだったのですが、タイム的には満足できる結果で、何より先々週のハーフマラソン大会で追いつけなかった選手を、今回はラスト2kmで振り切ってゴールできたことが自信になりました。
さらに、メンバー同士お互いに応援したり、アドバイスをしあうなど普段一人で参加しているマラソン大会とはまたちがった楽しさを感じることができ、みんなでこの大会に参加することができて本当に良かったと思います。
(2019.12.04)