CSR・ボランティア活動

森ビル(株)主催「虎ノ門でバードウォッチング体験ツアー」で協働

5月11日(土)、森ビル株式会社(以下「森ビル」)による「虎ノ門でバードウォッチング体験ツアー」が開催され、テクノプロ・グループ従業員が野鳥ガイドの一人として参加しました。このイベントは毎年5月の愛鳥週間に合わせて小学生の親子を対象に開催されており、テクノプロ・グループがお手伝いさせて頂くのも4回目になります。
今回も野鳥の観察を通して子供たちに、都心に住む生き物や都市の環境づくりについて学んでもらいました。

 

当日朝、良く晴れた青空の下、愛宕グリーンヒルズに集合。まず森ビルの方から、都市の環境づくりについて学びました。
人が気持ちよく暮らすには緑が必要なこと、安全のためには広い道路や公園などの空間が必要なこと。建物が密集する都市で緑地や空間を確保するにはどうすればいいかなど、模型を使って子供たちにも分かりやすく説明されました。
次に、一人一人に双眼鏡が渡され、森ビルOBの野鳥ガイドから使い方の説明を受けてから、バードウォッチングツアーが始まりました。

愛宕グリーンヒルズには高い木の茂った林があり、そこで待っているだけで、メジロ、カワラヒワ、ヒヨドリ、シジュウカラなどが代わる代わるやって来ます。子供たちはその都度双眼鏡で追いかけ、歓声を上げていました。

野鳥の姿が途切れたところで、テクノプロ・グループ従業員の野鳥ガイドが、六本木ヒルズでのバードウォッチングについて話をしました。
まずは、都心の六本木ヒルズでもたくさんの野鳥が見られることを紹介。メジロやヒヨドリをいつでも見ることができること、ビルの壁にはハヤブサなどの猛禽類が度々飛来すること、公園の池ではカルガモが子育てをしたり、時にはカワセミが来たりすることを写真と一緒に紹介すると、子供たちは身近に意外な野鳥がいることに驚いていました。
続いて、六本木ヒルズにいつもいる、メスのハクセキレイを紹介。よく見ると脚に障害があって「大丈夫かな」と思ってしまうのですが、少なくとも前年の1月から六本木ヒルズにいて、いつもオスと一緒で元気に暮らしていることを話しました。
最後に、子供たちに「むやみに虫を殺さないで」とお願い。野鳥は虫を食べて生きていること、特に子育てには餌となる虫が大量に必要で、虫がいなくなると野鳥も住めなくなってしまうことを説明すると、「虫が大嫌い」という子供も頷いていました。

そのあと、愛宕グリーンヒルズの中を通り抜け、愛宕神社の階段前を通り、虎ノ門ヒルズまで、スズメやツバメを観察しながら歩きました。この日は最高気温が27℃を超えたのですが、コース上は桜の街路樹などで木陰が続き、緑地の涼しさを実感できました。
最後に、虎ノ門ヒルズの芝生に座って、メジロの巣のペーパークラフト作りに挑戦してもらい、子どもたちにとっても充実したイベントとなったことでしょう。

テクノプロ・グループはこれからも、環境保全や地域貢献のための活動を続けていきます。

(2019.05.11)

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