社員インタビュー

エンジニアインタビュー/寺尾 明莉

薬が効果を発揮するメカニズムの解明、バイオマーカー※ 1 の開発・探索、効果的な併用薬の選定など、薬剤開発に欠かすことのできない基礎研究を大手製薬メーカー系列企業で行っているテクノプロ・R&D 社東京支店の寺尾 明あかり莉さん。寺尾さんはR&D 社で実施されている入社3 年目のフォローアップ研修の受講を機に研究活動以外にも挑戦したいという思いを抱き、今年の4 月からはR&D 社東京支店のマネージャーとしても活躍されています。そんな寺尾さんに対し、テクノプロ・グループでは群馬県立太田女子高等学校と共同で企画した高校生向け特別キャリア授業「Future Creating School」への協力を依頼。快く引き受けていただいた寺尾さんに5 月25 日(金)に同校で開催された講演に登壇していただき、生徒と教職員約900 名に向けて「自分自身の将来像を思い描きながら高校生活を送ることの大切さ」について自身の経験談を織り交ぜながらお話しいただきました。今回は、その寺尾さんの入社のきっかけなどを伺ったインタビューをお届けします。

※1【 バイオマーカー】血液や尿などの液体や組織に含まれるタンパク質や遺伝子などの生体内の物質で、病気の変化や治療に対する反応に相関し、指標となるもの。バイオマーカーの量を測定することで病気の存在や進行度、治療の効果の指標のひとつとすることができる。
(参考:国立研究開発法人国立がん研究センター「がん情報サービス」 https://ganjoho.jp/public/

動物好きで入った獣医学部でミクロ科学の世界に魅了される

―現在ゲノムやバイオマーカーの研究を担当されていますが、研究職を志す気持ちは昔からお持ちだったのですか?

寺尾 子どものころから動物好き、理科好きだったという意味では素地があったのかもしれませんが、今思い返すと中学・高校と英語の授業は内容がまったく分からず大の苦手だったので、単に好き嫌いだけで理系を選んだ典型例と言った方が正しい気もします(笑)。進学先の大学を検討していた頃はアニマルサイエンスや動物看護に興味があったんですが、まだ自分の進む道を絞ってしまうには時期尚早だと思い、カリキュラムの幅広さに魅力を感じた北里大学獣医学部の動物資源科学科へ進みました。
 入学後、大学で様々な学問や考え方に触れるにつれて、動物そのもの以上に遺伝子や細胞といった科学的な領域に興味が向くようになり、引き込まれるように無数の科学的エビデンスに出会えるミクロ解析の世界に没頭するようになっていったんです。ちょうどその頃に祖父ががんで亡くなったことも重なってがん研究にも関心を持つようになりましたので、細胞分子機能研究室での研究を始めて、そのまま大学院に進みました。動物好きというスタート地点から獣医学部に入って、気が付いてみたら高校時代には予想すらしなかったミクロの世界にたどり着いていました。

R&D 社を選んだ決め手は仕事の選択肢と働きやすさ

―テクノプロ・R&D 社に入社した理由を教えてください。

寺尾 就職活動の時にたまたま就活ナビサイトの「おすすめ企業」にR&D 社が出てきたことがきっかけです。最初は何をしている会社なのかよく分かっていませんでしたが、調べていくうちに働く上で色々な可能性のある会社だと思うようになり、自分の性格にもフィットすると感じて説明会に参加しました。実際に説明を聞いてみて、何よりもまず企業や大学でありとあらゆる最先端の研究に携わることができる選択肢の広さに魅力を感じました。また、全国で事業展開している規模の大きな会社だということもあって育児休業制度なども充実しているという説明を聞けた点も大きかったですね。女性として将来結婚してからも働きやすそうな会社だと感じたことは入社を決意できた理由のひとつです。実際に今、とても充実した毎日を過ごすことができています。

可能性にオープンでいれば必ず熱中できる対象に出会える

―『Future Creating School』に登壇してみて何か感じたことはありますか?

寺尾 これは高校生のみなさんに限ったことではないのですが、若い人にはいろいろなことにまずチャレンジしてみてほしいと改めて思いました。様々な体験をすることで知らなかった多くのものや新しい価値観に出会うことができるのに、若い時点で自分の可能性を狭めてしまうのは本当にもったいないことではないでしょうか。幅広い可能性に対してオープンな気持ちで向き合っていれば、私がそうであったように、いつの日か他のものが目に入らなくなるくらいに興味が湧いて熱中できる対象に必ず出会えます。
 私も社会人になった今でこそ「高校生のうちにこうしておけばよかった……」なんてことを考えますが、今まさに高校にいる学生自身は自分が置かれている立場や環境を客観的に見ることはなかなか難しいはずです。今回このイベントで高校生のみなさんに話をする機会をいただきましたが、私の経験をお伝えすることで自分の未来を考える何か小さなヒントだけでも提供できていたらすごく嬉しいです。高校生時代を思い返しながらできるだけ丁寧にお話ししたつもりですが、上手く伝わっていてほしいですね。

▼2018年5月25日に開催した『Future Creating School』について詳細はこちらから
https://www.technopro-do.com/fcs/report/gunma01.html

 

(2018.07.01)

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