社員インタビュー

エンジニア・インタビュー|佐川 正洋


2019年7月24日(水)、テクノプロ・IT社2020年6月期7月度支店長会議の場で技術社員表彰が行われました。中期経営計画、年度ごとの事業戦略、スキルアップ計画など各種の側面を評価ポイントとして約3,500名の技術社員の中から表彰者が選出されます。
今回は優秀技術社員賞を受賞された佐川 正洋さん(静岡支店)にお話を伺いました。

佐川 正洋

2001年2月入社。2019年6月、音声入力トライアルプログラムを顧客先へ販売(販売第一号)。予算化から使用イメージまで主体的に行動、顧客を巻き込み成約につなげ、音声入力ソリューションの本格購入、他部署展開に向けて提案活動を継続。また、静岡支店内においても本件の事例紹介、横展開を図り、音声入力ソリューションの拡販にも積極的に取り組んでいる。

顧客目線の提案で音声入力システム初導入へ

―この度は受賞おめでとうございます。まずは今回、佐川さんが評価を受け表彰された成果を教えてください。

佐川 IT社ではグループ会社の株式会社オンザマークが開発した音声入力システムをお客様に販売する活動をスタートしましたが、その販売第1号となったことを評価いただきました。
 私はメンバー3人と一緒に電線などを製造するメーカーに常駐し、購買や生産など、各種の業務を管理する社内システムを広く担当しているのですが、最近、お客様から「AIや音声認識など新しい技術で自社の課題を解決する方法をどんどん提案してほしい」という要望を受けるようになりました。私としても「ぜひお客様の力になりたい」と考えて、課題として提示された様々なテーマについて分析をしていった結果、その中に「これは、オンザマークの音声入力システムを使えば解決できるかも……」と思える内容があったんです。
 そこで営業担当、そしてオンザマークの方と一緒に協力してお客様に対して提案活動を行った結果、初の販売実績を残すことができました。

―音声入力システムの導入でどういった課題を解決したのでしょうか?

佐川 まずシステムを導入した現場について説明すると、お客様の工場で生産された業務用の電線は「ドラム」と呼ばれる大きな木製の糸巻きのようなものに巻き付けて出荷され、納品後はドラムだけがトラックで返却されてきます。よく、野外で横倒しにしてテーブルのように使われている「アレ」です(笑)。
 このドラムは種類が多く、返却されてきたドラムの受け入れ作業は荷下ろし担当者2名が1点ずつ規格・品番を呼称し、聞き取った記録担当者が手書きで明細に書き込む、という3名体制で行われていました。また、現場の作業が終了してからも、事務所に戻って記入した明細内容を管理システムに入力するという結構手間のかかる部分が多くありました。
 この業務プロセスをデジタル技術で効率化できないか、というのがお客様の課題だったのですが、私は、オンザマークの音声入力システムを使って荷下ろし担当者が品番等をインカムに声で入力することで、ドラムの仕分け作業とデータベースへの記録が同時に実施される仕組みを提案しました。これにより人手も減らせますし、事務所での入力作業も必要なくなるというものです。
 導入に至るまで、オンザマークと一緒にキーマンへの実機デモをしたり、社長答申資料の作成のお手伝いをしたりと紆余曲折はありましたが、最終的にはトップからの承認を得ることができました。

―成果を残すための心がけなど、後輩エンジニアに対するアドバイスがあればお聞かせください。

佐川 システム開発の仕事で言うと、なによりも「お客様目線」「ユーザー目線」から課題を見つめることが大切ですし、良い仕事をする上で欠かせません。
 私自身、昔はそういった視点を持つことができずにいたのですが、今の配属先で10年くらい前に、3年間ほど一緒に仕事をさせていただいた当時の上司からそれを学びました。
 その方は社内システムの構築などの担当で、マネジメント層へ提出する資料なども作成されていたのですが、当時プログラマーだった私をSEに引き上げてくれて、その仕事を私にも手伝わせてくれました。「とりあえず作ってみて」と言われて四苦八苦しながら作成した資料を渡すと、至るところに赤ペンが入って返ってくる、というようなことを何度も繰り返す千本ノックのような指導でしたね(笑)。それでも見放すことなく仕事を任せていただいたおかげで、徐々に上司が求めるもの、その先にあるユーザーの目線というものを強く意識できるようになり、少しずつ赤ペンも減っていきました。
 今の現場ではリーダーとして後輩を育成する立場になりましたが、そういった「相手の目線に立つ」ということを大切にしてほしいと思って指導していますし、未経験だったエンジニアでもそのような意識を持って高いモチベーションで業務に取り組み、1年半ほどですでに戦力として活躍してくれている方もいます。特に、経験の浅い方はそういった「ユーザー目線」を意識して仕事に取り組むと、より早く成長できるのではないでしょうか。

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