社員インタビュー

パパママ応援記 Vol.3 ~育児休業取得を経て~

育児休業を取得してみて

今回は、2022年10月から翌年4月までの約7ヶ月間、育児休業を取得されたテクノプロ・コンストラクション採用企画課の下平健介さんにお話を伺いました。四兄弟のお子さんをお持ちでご家族全員のイニシャルが「K.S」と、下平さんのお話から仲良しファミリーであることがよく伝わってきました。

今回4人目のお子さんにして、初めて育児休業を取得されたそうですが、どのような経緯からでしょうか。

下平 次男、三男が生まれた時は近くに義理の両親が住んでいたため、何かとサポートをしてくれていたんですが、四男が生まれた時は、自宅を引っ越して義理の両親から離れることになり、気軽に頼ることができなくなりました。そこで私も一旦仕事を休んで育児に専念しようと思い、育児休業取得を決めました。

取得期間はどのように決めましたか。

下平 私が従事していたキャリア採用業務は、周りのサポートもあって比較的育児休業が取りやすいポジションです。しかし男性で育児休業を半年以上取るケースが社内で初めてだったということや、期間が半年間であれば、休業開始前6ヶ月間の平均月給の67%(編集部注:社会保険料免除を除く)が支給されることもあり、当初より半年間の取得を予定していました。
復職する頃には、正直もう少し子供の成長する姿を近くで見たかったなぁという気持ちになりました。

育児休業を取得するにあたって不安に思うことや、大変だったことはありましたか。

下平 先ほども述べましたが、社内で初めて男性が半年以上の育児休業を取得することになるので、周りの反応や、業務の引き継ぎなど、不安がなかったわけではありません。しかし、当時の上司とは日頃から、家族やプライベートの話をよくしていたこともあり、まずは“相談してみよう”という気持ちでした。実際に相談すると快く承諾していただき、引き継ぎの時間もしっかり確保していただいたので、無理なく育児休業に入ることができました。

育児休業を取得してよかったと思ったことを教えてください。

下平 たった半年とは言え、子供と目が合うようになったり、座れるようになったり、子供の成長を間近で感じられたことが良かったです。これは育児休業を取らなかったら気づけなかったことだと思います。また今まで知らなかった子供の一面をたくさん見ることができました。4人目の子供の成長過程だけでなく、上の子供たちと過ごす時間もできたので、保育園の送迎時や一緒にお風呂に入った時に日々の出来事を毎日聞くようにして、子供達の気持ちや考えていることが分かるようになりました。家族の中で、共通の話題が増えて家庭が明るくなったと感じています。
 また、これから子供が生まれる男性の気持ちがわかるようになったので、社内で積極的に声をかけてアドバイスできるようになったことも、取得して良かったことです。

育児休業中、工夫したことや意識したことがあれば教えてください。

下平 妻の生活リズムが崩れないように意識してサポートしたことでしょうか。妻は技術職をしており、育児休業中も技術スキルの向上に励んでいました。そのため、日中の食事や寝かしつけなどほとんどのことは私が担当していました。妻には寝ても良し、勉強しても良しと、自由時間としてリフレッシュしてもらえたのではないかと思います。また子供が多いので、“パパの日”、“ママの日”を作り、分担して子供がやりたいことに1対1で向き合う日を設け、子供にとってもストレスがかからないよう工夫をしました。小麦粉を踏ませて生地からピザを作ったり、長男とのパパの日はアジ30匹を釣ってさばいて食べたりと、家族の時間を大切に過ごすことができて嬉しかったです。家事は一人でやらず、得意不得意で分担したり、子供にはお小遣い制にして、みんなで協力したりしています。洗濯物を畳むのはみんな苦手みたいですね(笑)

育児休業を経て、復職後の様子を教えてください。

下平 約7か月間に渡る育児休業から復帰しましたが、「おかえり」という雰囲気で皆さんに温かく迎えていただきました。我が家は妻のキャリアを優先すると決めているので、妻の育児における負荷が軽減されるように、私ができるだけ家のことや子供のことをやるようにしています。
つい最近、私が出社した日に、子供から「帰ってきたら誰も居なくて寂しい、パパいつ帰ってくる?」とメッセージが届いて、育休中は、子供の帰宅時に毎日家で迎え入れていたので、復職後に不安にさせてしまっているんだな…と感じた出来事がありました。現在は在宅勤務やフレックスタイム制を活用しているので、残業時間はほぼなく、家族との時間も確保できています。

「パパママ育児応援金制度」についてどうお考えですか。

下平 とてもありがたい制度だと思います。もし今後制度の見直し等が行われるのであれば、一度きりの支給ではなく、複数回に分けていただけると、より多くの方が長期間の取得を検討しやすいのではないでしょうか。男性の育児休業取得は、まだまだ女性ほど一般的ではありませんし、私自身も自ら調べないと得られない情報がたくさんありました。今後は、男性でも育児休業を取得できることや、「パパママ育児応援金制度」について、会社側からたくさん発信することで、男性の取得者と期間も増えていくと思います。

最後に育児休業の取得を考えている方へ一言いただけますか。

下平 相談すること!だと思います。自分の中で完結して諦めてしまうこともあると思いますが、まずは相談してみてください。上司ではなくても周りにいる相談しやすい先輩でもいいかも知れないですね。テクノプロ・コンストラクションでしたら、ぜひ私に相談してみてください!

 

テクノプロ・グループの育児支援制度とは?

テクノプロ・グループでは「育児休業を取得しにくい理由のひとつに挙げられている『経済的な損失』を解消すること」を目的として、2023年1月から育児休業を取得した社員に会社から支援金を支給する『パパママ育児応援金制度』を導入しました。
この制度により、育児休業の取得により減少した給与収入の全部または一部を補填することで、性別を問わず育児休業を積極的に取得できるよう、連続1か月以上の育児休業取得者に対して一律40,000円を支給します。
テクノプロ・グループでは、多様な働き方を可能にし、ワークライフバランスのさらなる向上を実現するための取組みを今後も推進していきます。

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