富士登山研修は、登山を通じて従業員がテクノプロ・コンストラクションの社是に掲げる『貫徹』『感動』の意味を理解・共有し、日々の業務に活かすことを目的としてスタート。今回は、昨年から3ヵ年計画の2年目にあたり技術職以外の管理社員63名が挑戦しました。
7月21日、まだ関東では梅雨が明けない早朝、東京駅集合した富士山直行組と、東海道新幹線三島駅集合組に別れ、富士登山に出発。
普段一緒に仕事をしている部署でチームを編成し、10班に分かれて山頂を目指しました。当日は、朝から雨模様で、富士山五合目でも小雨の降るあいにくの悪条件でのスタートとなりました。登り始めてしばらくは、元気はつらつ意気揚々と会話を楽しみながら登っていましたが、7合目くらいからは、会話もだんだんと減って、自分との闘い、自然との闘いに・・・。
第一日目の目標である八合目(標高3400m付近)の山小屋 “富士山ホテル” には19時半過ぎから先頭が到着し始め、最終組が到着した頃には22時もとうに過ぎ、約8時間がかりの初日の登山が終了しました。山小屋では、富士山名物のカレーをみんなで和気あいあいと食べ・・・、と言いたいところですが、疲労困憊で会話も途絶えがちで、いつしか眠りについてしまいました。
翌日は、夜中の2時に山頂を目指し出発。朝4時~5時にはほぼ全員が山頂に到着しご来光を待ちましたが、残念ながら天候に恵まれず、目標としていたご来光を拝むことはできませんでした。しかし、全員表情は笑顔で、仲間と一緒に登頂できた喜びにあふれ、まさに「貫徹」「感動」を体験することができました。
今回参加した従業員からは、
- 『自分より年上の先輩も諦めずに挑戦している姿を見て、励まされた。』
- 『登山と普段の仕事の共通点は沢山あった。今後の仕事にも活かしていきたい。』
- 『登山では一人ひとりが力を出すことが必要だが、目標達成に向けて協力し合うことはもっと大切だった。』
など、多くの感想が寄せられました。中には、道中の記憶がほとんどないほど過酷だったという従業員もいて、やはり日本で一番高い山に登るのは、並大抵の事ではないことが伺えますが、だからこそ、今回の研修の意味が見えてくるのではないでしょうか。
(2016.07.23)